導入事例|エディフィストラーニング

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導入事例

公益社団法人 地域医療振興協会 伊東市民病院

規模 延べ137人
期間 1~2か月に1度×5回
参加者 看護部、医療技術部、事務部の希望者
ソリューション コミュニケーション研修、シスパー/コーチング体験

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企業研修で磨かれたコミュニケーション研修を医療業界に応用
チームで協働できる医療人を育成するシスパー/コーチング体験


インタビューに応じていただいた公益社団法人 地域医療振興協会 伊東市民病院の皆さま

伊東市を含めた伊豆半島東部における地域医療の中核病院として2001年3月に開設された伊東市民病院。
「市民の生命と健康と生活を守り地域発展に寄与します。」を基本理念に据え、救急・急性期医療・災害医療を使命として活動している。
また、健康支援をはじめ高齢化を踏まえた地域医療の実態にも適用すべく様々な活動を行っている。

そんな同病院では、十分な臨床を行うための環境を整えるよう人材育成に注力しており、チームで協働できる医療人を育成する様々な活動を行っている。
その人材育成の一環として新たに取り組んだのが、企業研修で豊富なノウハウを持つエディフィストラーニングのコミュニケーション研修と、自発的な行動を促すためのコミュニケーション手法であるコーチング体験だ。
企業研修で培ったノウハウを生かしながら、医療業界での人材育成において試金石となる取り組みを実践している。

協働するために欠かせないコミュニケーション能力の醸成を目指す

公益社団法人 地域医療振興協会 伊東市民病院 荒堀 憲二氏

病院長

荒堀 憲二氏

伊東市の中核病院として250もの一般病床や集中治療室、重症個室などを備え、地域と連携しながら市民の暮らしに寄り添う医療を展開している伊東市民病院。
病院長である荒堀 憲二氏は「医療体制の維持には、医療や看護にかかわる人材の確保が何よりも必要です。人材獲得のためには、臨床的な指導はもちろん、人材育成につながる階層的な教育体制、そして働く意欲につながる良好な人間関係など様々な要素が求められます」と語る。

なかでも同院では、チーム医療の質を高めていくための多職種間連携教育(IPE)に積極的に取り組んでおり、専門性の向上や経験の蓄積を図りながら、医療に対する理解や問題解決能力など、医療人としての成長を支援する活動にも注力している。

組織を動かすためには、一般企業に学ぶこともあるのではと期待

公益社団法人 地域医療振興協会 伊東市民病院 馬場 貞子氏

副病院長 兼 看護部長

馬場 貞子氏

この多職種間連携教育を推進する過程で、副病院長 兼 看護部長である馬場 貞子氏が重視しているもののひとつが、職種間をつなぎ合わせるためのコミュニケーションだ。
「組織の目標と自分が協働する意識をつないでいるのがコミュニケーションです。そこがうまく醸成されていかないとチーム医療が成り立ちません」と馬場氏は指摘する。
しかし、コミュニケーションに関するカリキュラムの構築がうまくいっていない面があったという。
そこで出会ったのが、コーチングに関する話題だった。

きっかけは、ある研修医がコーチングを学んだという報告を院内での研究会の中で聞いたことだった。
「コーチングを受けたことで、人を受け止める力や焦らずに人の話を聞く態度など、先生からいい変化が感じ取れたのです」と馬場氏。
これまで十分ではなかったコミュニケーション研修の構築につながるいいヒントが得られるのではと馬場氏は期待したという。
「これまでは単発的な施策が中心で、変化が継続できるようなスキル教育ではありませんでした。コミュニケーションの醸成が、ひいては患者さんへのいい医療につながることは間違いありません。ぜひ新たな施策としてチャレンジしてみたいと考えました」。

そこで具体的に話を聞いたところ、研修医から紹介があったのがエディフィストラーニングだった。
「組織を動かすものとして、もっと一般企業に学ぶものがあるのではという期待もあったのです」と馬場氏は当時を振り返る。

コミュニケーション能力・自己メンテナンスの質を高める集合研修と個別のコーチング体験

今回実施した研修は、「きく、はなす」の基本を学ぶコミュニケーションに関する集合研修と、希望者を対象に一人ずつ実施する個別のコーチング体験だ。
対象者は看護部を中心に実施し、回を重ねながら医療技術部や事務部のメンバーにも広げていく形で進めていった。
実際のスケジュールは、2か月に1度のペースで計5回ほどが開催された。

実際の集合研修では、自分の気持ちをきちんと伝えるために“アサーティブ”な状態を作るための考え方や自分らしさを認める自己メンテナンスの重要性を説く内容だ。
また、自分のことを聴いてもらうオアシスパートナーとなる“シスパー”をくじ引きで決め、そのシスパー体験を通じて相互啓発につなげる試みも行われた。
個別のコーチング体験では、集合研修後に個別に対面にて実施されただけでなく、Skypeによる遠隔サポートも行われた。

研修イメージ:自己メンテナンスの質の向上
研修イメージ:自己メンテナンスの質の向上

チーム医療につながる様々な効果を実感

公益社団法人 地域医療振興協会 伊東市民病院 金指氏、内尾氏、馬場氏、櫻井氏

金指 新司氏、内尾 あけみ氏、馬場氏、櫻井 賀代子氏

実際の研修について馬場氏は「シスパー体験は、研修でその考え方を学ぶだけでなく、日常の中で体験するという体験学習の形で行われました。自身に向かい合うことでキャリアを深く考える機会が得られ、“キャリアの迷子”の人たちが救われた感覚です」と評価する。
救急医療の現場だけに時間を決めて集合研修を行うことが難しいなかで、数か月に1度のペースで集まり、研修と研修の合間に体験学習をするというスタイルは同院にマッチした方法だったという。

コーチング体験については、第三者の視点が入ることがとても重要だったと指摘する。
「同じ職場の人間がコーチングを実践しても、普段の関係性や職位があって自分の素と向かい合う段階までもっていくのは難しい。第三者がコーチングを行うことで、あいまいだった悩みや目標が具体的に見えてきます。次の段階に向かうためのきっかけとして役立ったのではと考えています」。
実際にコーチングと体験したメンバーは、外から見ても行動に変化が生まれており、それがチーム医療にいい影響を及ぼしていると馬場氏は分析する。

3南病棟の看護師長である櫻井 賀代子氏は、「我々の病棟では看護職のリーダー層を中心に参加してもらいましたが、回を重ねるごとに変化していく姿に驚きました。仕事でも新人に声を積極的に書ける機会が増え、残って指導をしてくれるなど病棟内では確実にプラスの効果が生まれています」と評価する。
先輩が自ら話しかけていくことで、新人とのコミュニケーションも緊密になり、些細なミスや無駄な作業が目に見えて減っていると櫻井氏は評価する。

医療安全管理室長であり臨床検査技師である内尾 あけみ氏が有意義と感じているのは、聴いてもらうという経験ができたことだと振り返る。
「医療者は患者の話を傾聴することが主になる傾向にあり、そのなかで自分を見失う場面も。自分の思いを相手に伝えるとか、相手の立場に立って聴くという経験ができたのはとてもよかった」。内尾氏自身シスパー体験を通じて、看護師の体験談を聴くだけでなく、自らの苦労話を話すことができ、話す喜びを感じることができたと満足している。

医事課主任の金指 新司氏は、自身が経験したシスパー体験について「自分をさらけ出して話せるようなった」と振り返る。
研修会では発表者が生きるような質問をするなど劇的な変化が生まれていると馬場氏は金指氏の変化を感じているという。
同時に、シスパー体験によって周囲とコミュニケーションを図るようになり、事務部全体がチーム医療に貢献できる組織に近づいたと金指氏は実感している。

集合研修を受けた体験者の声

公益社団法人 地域医療振興協会 伊東市民病院 市川氏、高瀬氏、黒田氏

市川 明美氏、高瀬 佐知子氏、黒田 峻氏

実際に研修を受けた看護師の高瀬 佐知子氏は、集合研修とシスパー体験を経たことで新たな視点を持つことができるようになったと評価する。
「実際に患者とのトラブルを起こすのは新人よりもベテランのほうが結構多いことに気づかされました。新人や初期研修のメンバーはとても患者に丁寧に対応しており、かえって見本を見せられている気持になる場面も。これまでにない視点の変化によって、私自身にもいい変化が生まれています」と高瀬氏は研修の効果を実感する。
また、シスパー体験も新鮮な経験だったようで、「看護者としての連帯感が以前にも増して醸成されたような気がします」と高瀬氏。

言語聴覚士の黒田 峻氏は、研修に参加したことで、普段から周囲や看護師など他部門の人とも意識的に話すように心がけるようになったという。
「緊急の時以外はカルテに書いて済ませてしまうなど、ある意味消極的なコミュニケーションでした。しかし忙しい中でも話しかけてみると、快く対応してくれることがわかったのです」と黒田氏。
中でも印象に残っているのが、自分も相手もOKの状態にある、いわゆるアサーティブな状態を理解したことだという。
「少なくとも自分はOKでいようという意識を持って接すると、相手も好意をもって協力してくれるようになった」とチーム医療へのいい効果が生まれていると黒田氏は語る。

総務部で物品を担当している市川 明美氏は、研修を通じて自分に対する周囲の期待が理解でき、自身を振り返ることで初心に戻ることができたという。
また、物品手配時にも、短時間できっちり伝えるためのアサーティブな状態を意識することで、きちんと自分を整えて相手に伝えるための方法なども参考になったと市川氏。
また、講義スタイルも一方的な対面式の進め方ではなく、輪になってリラックスしながら研修を受けることができる形式も、とても自分の中に入ってきやすかったという。
「患者も含めてみんながハッピーになるためには、コミュニケーションがとても重要だと改めて認識できました」。

コーチング体験に参加した3名の声

公益社団法人 地域医療振興協会 伊東市民病院 関氏、林氏、杉本氏

関 美和子氏、林 智春氏、杉本 尚子氏

集合研修後に開催されたコーチング体験に参加した看護師の関 美和子氏は、主任という立場で上司からの指摘を受ける日々の中で、何か解決の糸口が見つかるのではないかと考えて手を挙げた1人だ。
「実際にコーチングを体験することで、自分の中で見えてこなかった目標を探す手助けになった」と関氏。
コーチングという言葉自体には関心を持っていたが、まさか自分を大事にする、メンテナンスすることにつながるとは思っていなかったという。

2015年4月に新たに師長に昇格し、マネジメント中心の業務に切り替わるタイミングでコーチング体験を受けた林 智春氏は、当時は師長業務と認定看護師資格を維持することが両立できるのか、整理しきれない状況にあったと振り返る。
「コーチングを体験することで、周囲に助けを乞う大切さを学ぶことができました。“私を助けてください”という魔法の言葉が使えるようになり、今では周囲に対して意識的に仕事を任せるようにしています」と林氏。
また、集合研修では基本的な学びは得られるが、それだけでは自分が抱えている悩みは解決できないと言及する。
「コーチングで行われるちょっとした問いかけが、これまでにはない引き出しを開けてくれる感覚でした」と林氏は評価する。

医療技術部の栄養室で栄養管理を手掛ける杉本 尚子氏は、栄養士や調理師、パートを含めた20名あまりの組織の中で係長を務めているが、2015年1月に転職してきたばかり。
現場に慣れることに必死だったころで、コーチング体験の話を聞いてぜひ参加してみようと考えたという。
「もやもやとした感覚で仕事に没頭していましたが、コーチングを体験することで何が負担に感じているのかが理解でき、もっと自分を認めていいということがわかったのです」と杉本氏は評価する。

効果をしっかりと設定したうえで協働できる医療人育成を今後も継続

公益社団法人 地域医療振興協会 伊東市民病院

今後について馬場氏は、時間と費用、そして結果が伴うものについては改めて実施したいと語る。
「今は診療報酬の改定や2018年に行われる福祉との同時改定、そして2025年に向けた地域包括医療への取り組みも加速していかなければならず、実はやることが目白押しの状況です。目の前の課題に取り組むのが最優先ではあるものの、ぜひ最適な形で組み込めるような提案をエディフィストラーニングにはお願いしたい」と語る。
現場にいい効果をもたらしチーム医療体制をより強固なものにしていくためにも、チームで協働できる医療人を育成するための活動に今後も積極的に取り組んでいくと馬場氏に締めくくっていただいた。

お客様情報


名称 公益社団法人 地域医療振興協会 伊東市民病院
所在地 静岡県伊東市岡196番地の1
Webサイト http://www.ito-shimin-hp.jp/
病床数 250床(一般病床194床、集中治療室14床、回復期病床42床)


(本ページに記載の所属部署・役職は取材当時のものです)



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