コース概要

この２日コースでは、ノーコードツールを活用して業務アプリケーションをスピーディに設計・開発するための体系的な手法と実践スキルを学びます。
要件定義（PRD作成）から設計、実装、テスト、デプロイ、運用・保守まで、ビジネス現場で通用するシステム開発プロセス全体を、ハンズオン中心に体験します。
システム開発経験がなくても理解できる内容で、業務改善や新サービス立ち上げを目指す現場担当者にもおすすめです。

到達目標

・ノーコードツールによるアプリケーション開発の全体像を理解できる
・ビジネス要件定義（PRD）の作成方法を習得できる
・要件から画面設計、サービス選定、実装まで一連のプロセスを実践できる
・開発したアプリのテスト・デプロイ・保守運用の基本を理解できる
・自社または顧客業務に活用可能なアプリを自ら構築できる

トレーナーからの一言

ノーコードの普及により、IT やプログラミングに詳しくなくても実用的な業務アプリを自分で作れる時代になりました。本コースでは、現場ですぐに役立つ開発手法とノウハウを余すことなくお伝えします。業務プロセス改善やアイデアの迅速な実現に、ぜひノーコードの力を活用しましょう！

前提条件

・PC の基本操作およびインターネット利用経験
・Excel や業務システム利用など、ビジネス現場の課題感がある方
・プログラムコードの知識は不要
・ノーコードツールを初めて使う方も歓迎

対象者

・自社業務の効率化やデジタル化を目指すビジネスパーソン
・SIer、IT コンサルタント、システム開発担当者
・新規サービス／業務改善プロジェクトの企画・推進担当
・ノーコード技術を体系的に学びたい方

コース内容

１日目

１．コース導入・オリエンテーション（30分）

　　・ノーコード開発とは？
　　・ノーコード導入事例／活用シーン
　　・参加者の目的・課題感のヒアリング

２．システム開発プロセス基礎とPRD作成（1時間30分）

　　・要件定義の目的と重要性
　　・PRD（Product Requirements Document）とは何か
　　・ハンズオン：PRD雛形を使った要件洗い出し

３．ノーコードサービス選定と概要（1時間）

　　・代表的なノーコードツール（例：Glide, Airtable, Softr, Notion, Zapier など）の機能比較
　　・業務ニーズ別ツール選定ポイント

４．画面設計・ワイヤーフレーム作成（1時間）

　　・UI／UXの考え方と基本設計
　　・画面レイアウトパターンの紹介
　　・ハンズオン：Figma／ホワイトボードでワイヤーフレーム設計

５．ノーコードツール初期設定・連携（1時間30分）

　　・アカウント作成・初期構築（API／外部サービス連携含む）
　　・ハンズオン：アプリケーションひな形の立ち上げ

６．データモデリングと基本機能実装（1時間30分）

　　・データモデル設計（テーブル、関係）
　　・主要機能（CRUD）実装
　　・ロール設定・権限管理

 

２日目

７． 開発ハンズオン：要件→画面→実装（2時間）

　　・PRDから業務アプリへの具体的落とし込み
　　・UIパーツ配置と条件分岐、アクション設計
　　・ワークショップ：独自アプリ課題の制作

８．テスト手法と品質確保（1時間）

　　・ノーコードアプリのテスト観点（UI／ユーザー操作、データ整合性）
　　・ユーザーテスト実践とフィードバック収集

９．デプロイ・運用・メンテナンス（1時間）

　　・アプリ公開／ユーザー招待
　　・権限管理とバージョン管理
　　・運用・保守のポイント

１０．応用：外部サービス・API連携（1時間）

　　・Zapier／Integromat等による自動化
　　・Google WorkspaceやSlack等の連携例

１１．ケーススタディと今後の展望（45分）

　　・先進企業のノーコード活用事例紹介
　　・IT部門・業務部門協働の進め方
　　・Q&Aと今後の学びの指針

注意事項

【オンラインライブ開催】

オンラインクラスにお申込みの方は、下記環境をご確認のうえ、お申込みをお願いいたします。

お申込みいただいた時点で、環境確認がなされたものと判断させていただきます。

 

●PCおよびインターネット環境はお客様にご用意いただきます。

●ラボ環境はAWS（アマゾン・ウェブ・サービス）上に作成されています。

　IEでは互換性の問題で不具合が起きる可能性がございますので、Google Chrome,Firefox,Edgeなどが

　インストールされている、あるいはインストール可能なPCをご用意ください。

　AWSのリンク：https://aws.amazon.com

●社内イントラネットからアクセスすると通信ポートの制限がかかる事象が発生していますので、

　ご注意ください。

●講師のスライドは下記で表示しますので、表示できることをご確認ください。

　テスト用のスライド：https://slides.com/terumilaskowsky/pfj-test-page?token=vLoAWLwS

●PCモニタもしくは２台目のPCやタブレット端末をご用意いただくことを推奨いたします。

　これは、講師の画面を表示しながら、演習を行ったり、電子テキストを表示したりするためですが、

　1台でも差し支えございません。

 

●ZoomによるWeb会議システムを使用いたします。

　Zoomの導入は、お客様にて事前に済ませておいてください。

　Zoomテストサイト：https://support.zoom.us/hc/ja/articles/115002262083/

 

　※上記テストは、必ず、トレーニングを受講する当日に使用するPCおよび

　　トレーニングを受講する場所（ネットワーク）で行ってください。

 

●コースで使用するテキストは、PDF等の電子テキストを使用いたします。

　PDF版の電子テキストを閲覧するには「Adobe Acrobat Reader X 以降のバージョン」が必要です。

●電子テキストを印刷される場合は、お客様にてご負担ください。