特記事項

事前準備について
・Power Automate for Desktop のインストールをお願いいたします。
・Outlookメールアプリを利用するため、事前にインストールおよび設定を済ませてください。

Microsoftアカウントでログインできる環境をご用意ください。

コース概要

本コースは、Microsoftが提供するRPAツール「Power Automate for Desktop」を用いて、パソコン上の繰り返し業務を効率的に自動化する方法を学ぶ入門講座です。RPA（Robotic Process Automation）は、定型的な作業をソフトウェアロボットに代行させる仕組みであり、働き方改革や業務効率化の推進に欠かせない技術として注目されています。

本講座では、プログラミング知識がなくても理解できるよう、基本操作から実務に直結する演習までを体系的に習得します。具体的には以下の内容を取り上げます。

・RPAとPower Automateの基礎知識
・Excel操作の自動化（データ入力・条件分岐・繰り返し処理など）
・Outlookを活用したメール送信の自動化
・実務演習：在庫管理や発注処理を題材にした自動化フロー構築

操作方法の理解だけでなく、
・「どの業務を自動化すると効果的か」
・「自社にどう応用できるか」
といった実務的な視点も身につけられます。RPA導入を検討している方、業務改善を任されている方に最適のプログラムです。

到達目標

・Python in Excelの基礎理解と活用力の向上

　Python in Excelの基本的な仕組みを理解し、環境構築なしでExcel上でPythonを実行できる利便性を体感します。
　具体的には、PythonコードをExcelで扱う方法や、データの読み込み・加工・可視化を通じて、従来のExcel機能を超えた高度な分析の第一歩を踏み出せるようになります。

・基礎的なデータ分析・機械学習スキルの習得
　Pythonを使った基本的なデータ分析手法を習得します。
　集計やグラフ化といったExcelの延長にとどまらず、回帰分析や分類といった機械学習の基礎を実際に演習しながら学びます。
　これにより、顧客分析、品質予測など「未来を見通す」分析に挑戦できるスキルを獲得します。

トレーナーからの一言

「業務効率化を進めたいけれど、専門的な知識がなくて不安…」
そう感じている方こそ、本講座の対象です。

RPAツールである Power Automate for Desktop は、プログラミング経験がなくても始められる点が大きな魅力です。
研修では単なる操作方法の習得にとどまらず、実際の業務シーンを想定した演習を通じて、「どの業務を自動化すれば効果が出るのか」という視点まで学んでいただけます。

受講後には、自分の職場で「まずはここから自動化してみよう」と具体的にイメージできる状態になるはずです。
ぜひこの機会に、RPAを実務改善の武器として活用する第一歩を踏み出してみてください。

前提条件

1．PC操作に関する基本スキル
・Windows環境での基本操作（アプリ起動、ファイル保存、コピー＆ペーストなど）
・フォルダやファイルの管理（エクスプローラーでの操作）

2．Officeソフトの基礎知識
・Excel：セルへの入力、簡単な関数の利用、表作成ができるレベル
・Outlook：メールの送受信、添付ファイルの利用などの基本操作

3．ネットワーク・アカウント利用経験
・自分のPCにアプリをインストールできる環境であること
・Microsoftアカウントでのログイン経験（Power Automateの利用に必須）

4．プログラミング知識は不要
・本講座ではプログラミングの専門知識は前提としていません
・マウス操作と簡単な設定作業で理解できるようカリキュラムを設計

対象者

・RPAを導入したいが、どこから手を付ければ良いか迷っている方
・業務効率化を検討しているが、システム構築にコストや時間をかけられない方
・プログラミング経験はないが、自動化ツールに関心がある方

コース内容

1．Power Automateの基礎知識
1）Power Automate（デスクトップ用）の概要と準備
・Power Automateとは
・RPAとは
2） Power Automateの基本操作
・アクションとフロー
・レコーダー機能
・インスタンス、UI要素
・フローのインポート、エクスポート

2．Excelの作業を自動化する
1）Excel操作を自動化
・Excelを起動する
・セルに書き込む
2）Excelの転記作業を自動化
・if文による条件分岐
・for文による繰り返し処理
3）自動化のフローを考える
4）自動化の実例紹介

3．Outlookの起動とメール送信の自動化
1） Outlookの起動
2）メールを自動化する
・Excelの情報読み取り
・宛先、件名、本文の指定

4．これから使える Power Automateの活用事例
1）【演習】商品在庫が既定の数量を下回ったときに、自動で発注書を作成する仕組み作成
2）【演習】発注書を自動で送信するメール送信システムの作成

注意事項

【オンラインライブ開催】
オンラインクラスにお申込みの方は、下記環境をご確認のうえ、お申込みをお願いいたします。
お申込みいただいた時点で、環境確認がなされたものと判断させていただきます。
 

・PC およびインターネット環境は、お客様にご用意いただきます。
・PCでの受講をお勧めいたします。演習の中でExcelを使用するためです。
・Windows 11以降がインストールされたPCをご準備ください。
・Mac端末ではPower Automate Desktopが利用できません。
・Microsoft Excel（2016以降）を使えるPCにてご参加ください。
・OS：Windows 11 x64
・ブラウザ：Google Chrome、Microsoft Edge、Firefoxの各最新版、Excel2016以降
・ZoomによるWeb会議システムを使用いたします。
 Zoomの導入は、お客様にて事前に済ませておいてください。
 Zoomテストサイト　http://support.zoom.us/hc/ja/articles/115002262083/
　※上記テストは、必ず、トレーニングを受講する当日に使用するPCおよび
 　トレーニングを受講する場所（ネットワーク）で行ってください。
・Zoomのファイル転送機能を利用することがあります。
・コースで使用するテキストは、PDF等の電子テキストを使用いたします。
 PDF版の電子テキストを閲覧するには「Adobe Acrobat Reader X 以降のバージョン」が必要です。
・電子テキストを印刷される場合は、お客様にてご負担ください。