4.1 物理設計の目的

4.1 物理設計の目的

ハードウェアの資源を使い切って、ユーザ要件を満たす性能と障害回復を中心として可用性の高いデータベースを実現することを目的とします。

物理設計では、ユーザの性能要件、予想データ量、SQL文、システムの物理要件を検討して、ユーザの性能要件を満たした、信頼性の高いデータベースを構築します。
物理設計のポイントを以下に示します。

  • 選択したデータベースの機能を十分に活用する
  • 限られたハードウェア資源を使い切ることを考える
  • モニタリングとチューニングの繰り返しで最適化する
  • 性能を発揮するために、SQLの分析スキル、各種RDBMSの機能を熟知している必要がある

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解説トレーナー

Oracle / 上流工程 担当 中村 才千代

データベース設計、システム構築の上流~下流工程全般のインストラクターです。SE時代の経験を生かし「業務を知るエンジニアこそDB設計に関わるべき」「DB設計に携わるエンジニアは業務を知る人に知恵を貸してもらう」ことを伝えたいと思っています。

■認定・受賞

2000年 Oracle University「Best Instructor of the Year」受賞
2002年 Oracle University「Best Instructor of the Year」受賞

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