5.6 【設問】請求~入金

5.6 【設問】請求~入金

まず、現状の業務を説明するので、それを把握した上で、続く問題に答えなさい。

入金処理

  • 顧客は、請求書に記載された期日までに支払います
    翼商事にとっては入金になります
  • 支払い方法は銀行振り込みが一般的ですが、手形や期日指定現金などの場合もあります
  • 入金が確認された場合、入金額を登録し、請求データの消し込みを行います
    不足の場合は債権残、超過が生じた場合は超過分を前受金という形で管理します
問題
業務の説明から、概略ER図を作成してください。
概略ER図では、エンティティと一意識別子を記述してください。
ヒント
  • 入金の一意識別子が何になるかを考えましょう
  • これまでは、債権残、超過分は得意先元帳を使用して管理していました(下図参照)

これに代わる適切なエンティティを考えましょう

解答

解説

  • 1. 入金の一意識別子は、顧客コードと入金日と考えることができます
  • 2. 売掛エンティティを利用して、超過受け取り分も管理できるようにしましょう

前受金は、次回請求時に売上額からマイナス計算して請求額に反映するので、不足分と同様、売掛で管理できると考えられます

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解説トレーナー

Oracle / 上流工程 担当 中村 才千代

データベース設計、システム構築の上流~下流工程全般のインストラクターです。SE時代の経験を生かし「業務を知るエンジニアこそDB設計に関わるべき」「DB設計に携わるエンジニアは業務を知る人に知恵を貸してもらう」ことを伝えたいと思っています。

■認定・受賞

2000年 Oracle University「Best Instructor of the Year」受賞
2002年 Oracle University「Best Instructor of the Year」受賞

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