3.2 インプットとアウトプット

できるエンジニアになるためのちょい上DB術/第2章 概念設計

3.2 インプットとアウトプット

3.2 インプットとアウトプット

論理設計では、概念設計で考慮しなかったアプリケーション側の処理要件や、性能要件を念頭においた設計を行います。
概念設計では、「何を」管理するかのみを考えて設計しましたが、論理設計では「いかに」ユーザの求める性能要件を満たすことができるかを考えます。

また、論理設計では、データベースの種類を決め、それに合わせた最適化を行います。
最適化の方法としては、インデックスを設計する、正規化を崩すなどがあげられます。
この過程で大切なのは、概念設計で作成したER図の構造変更は、最小限にすることです。
併せてデータのアクセス権限を管理するためにビューを作成します。

最後に、論理設計のアウトプットは、データベースに実装することのできる最終的な成果物であるため、表に実装するのに必要な情報をすべて決定します。

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解説トレーナー

Oracle / 上流工程 担当 中村 才千代

データベース設計、システム構築の上流~下流工程全般のインストラクターです。SE時代の経験を生かし「業務を知るエンジニアこそDB設計に関わるべき」「DB設計に携わるエンジニアは業務を知る人に知恵を貸してもらう」ことを伝えたいと思っています。

■認定・受賞

2000年 Oracle University「Best Instructor of the Year」受賞
2002年 Oracle University「Best Instructor of the Year」受賞

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