6.3 【設問】売上~請求、仕入~請求|エディラボ

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6.3 【設問】売上~請求、仕入~請求

売上を計上してから請求するまで、仕入を計上してから請求されるまでの詳細ER図は、以下の項目に分けてアプローチします。

項目 業務内容または要求仕様
6.3.1 売上~請求 例題14 請求をエンティティとする
例題15 請求月を指定できるようにする
例題16 請求書の再発行に対応できるようにする
6.3.2 仕入~支払 例題17 支払方法 を管理するエンティティを検討する
6.3.3 会計エンティティの分析 仕訳と総勘定元帳をエンティティとする

表6-4 売上~請求、仕入~請求に関する設問

6.3.1 売上~請求

例題14 請求をエンティティとする

顧客に出荷され、売上が計上された商品は、顧客によって対価を入金してもらう必要があります。
企業間の取引は、このように代金より前にモノの取引が先行する信用取引で行われているため、計上された売上金額は、売掛として管理される必要があります。
請求書は、売掛金額をまとめて請求するために、顧客に送付されます。
また、請求先の財務状況に合わせて借用限度額を設定し、それ以上の売掛残が発生しないように管理することも必要です。

それでは、管理すべき売掛情報にはどのようなものがあるかを考えてみましょう。
下記、請求書のサンプルと、請求処理をするために関係するその他のエンティティを確認します。

図6-17 請求処理に関係するエンティティ

図6-17 請求処理に関係するエンティティ

請求書のフォーマットはさまざまありますが、代表的な請求書フォーマットを以下に示します。

図6-18 請求書

図6-18 請求書

  • ● 1枚目は鑑とよばれる、請求書のヘッダ的な情報と請求集計情報をまとめたものです
  • ヘッダ情報:請求先顧客名、請求日、請求元(請求元経理部門)情報

  • 請求内訳:前月請求全額、当月入金額、当月売上合計額、消費税、当月請求額

  • ● 枚目以降は、請求明細と呼ばれ、該当月の出荷/売上伝票をバッチ処理などで加工し、整理・集計したものになります
    加工とは、たとえば返品処理があった場合などに売上計上板から減算して集計する、などの処理を指します
    請求明細では、出荷/売上日付、出荷/売上伝票番号、伝票単位の売上金額、請求元(受注を受けた営業部門)情報、伝票単位の売上金額等の情報を管理します
  • ● 請求書の発行は、顧客の会計締め日に合わせて月1回行います。その際、上記請求書鑑といわれる請求集計情報と、日々の業務で作成された出荷/売上明細を加工して請求明細書(またはリスト)が作成されます。請求集計情報については、次に詳しく説明します

売掛残高を管理するためには、ある時点での状態だけではなく、累積した会計情報を管理する必要があります。
次に、請求書の集計欄に記載されている、売掛残高を管理するための情報を記述します。

  • ● 前年度末時点での売掛残高
  • ● 当期売上総額=当期の売掛総額=当期請求総額 (会計期内の売上総額)
  • ● 当期入金総額(会計期内、顧客よりの入金総額)

現時点での売掛残高は以下の式で算出することができます。

現時点での売掛残高=前年度末時点での売掛残高+当期売上総額-当期入金総額

「当期」というのは、会計期間を任意に表すためで、これが1か月であれば、1か月単位で値を管理する必要があるということになります。

Q 問題

売掛の管理および請求処理を行うことができるように、請求エンティティ、売掛エンティティを分析してください。

A 解答

図6-19 解答

図6-19 解答

請求
*請求番号 
 請求日付  
 請求先顧客コード(FK1) 
 前月請求金額(重複)1.
 当月入金額(重複)2.
 当月税抜売上金額(導出)3.
 消費税全額(導出) 
 当月請求金額(導出)4.
 請求元経理部門コード(FK2) 
 
請求明細
*請求番号(FK1) 
*請求明細番号(FK2) 
 税抜合計全額(導出) 
 受注顧客コード(FK4)5.
 受注営業所部門コード(FK5)6.
 
売掛
*請求先顧客コード(FK1) 
*請求年月  
*前月末繰越売掛残高(導出) 
*当月請求総額(重複)7.
*当月入金総額(重複)8.

解説
(注:番号は解答中の番号と対応します。番号が記載されていない解説は、全体に当てはまります)

  • ■ 請求、請求明細、両エンティティともに、出荷/売上エンティティのオカレンスを入力としてバッチ処理などで計算して取得される、導出エンティティになることが多いです。
    請求明細オカレンスは、出荷/売上オカレンスの返品処理などをすべて網羅して最終的に1オカレンスで売上が計上できるように加工されたものです。
    請求オカレンスは、請求明細のオカレンスを月単位で集計した売上情報と、それまでに累積された売掛情報を含むオカレンスになります。
    請求明細の一意識別子は、出荷/売上エンティティの一意識別子を参照し、1対多の対応になります
  • 1. 前月請求金額-2.当月入金額より、前月末売掛残高が計算できます
  • 3. 当月の税抜きの売上総額で、当月に発生した売掛合計額です
  • 4. 当月請求全額は、1.-2.+3.+(3.の消費税額)で求められます
  • 5. 受注顧客コードは、請求先顧客とは異なる可能性があり、受注処理を行った顧客の情報です
  • 6. 受注営業所コードは、請求部門とは異なり、受注を受けた営業所の部門コードになります
  • 7. 8. 当月請求オカレンスを参照して取得する属性値です

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