6.4 【設問】請求~入金、請求~支払
6.4.3 入金と支払の見直し
例題23 顧客エンティティの見直し
請求書を発行する先の顧客とこちらから入金する取引先が同一の場合、その金額を差し引くことによって振込手数料や手間を省くことができます(相殺といいます)。
また、掛売りなどを行う業種では、別々の営業所からの注文の与信チェックを行う場合であっても、それらの顧客が同一法人グループであれば、共通の管理項目として与信限度額などをチェックする必要があります。
問題
また、掛売りなどを行う業種では、別々の営業所からの注文の与信チェックを行う場合であっても、それらの顧客が同一法人グループであれば、共通の管理項目として与信限度額などをチェックする必要があります。
解答
取引先グループ | 2. | ||
* | 取引先グループコード | ||
取引先グループ名 | |||
取引先 | 1. | ||
* | 取引先コード | ||
取引先名 | |||
取引先グループコード | (FK1) | ||
与信限度額 | |||
スーパータイプ:取引先部門 | 3. | ||
* | 取引先コード | (FK1) | |
* | 部門コード | ||
部門名 | |||
部門代表住所 | |||
部門代表電話番号 | |||
部門代表FAX番号 | |||
サブタイプ:仕入先 | |||
* | 取引先コード | (FK1) | |
* | 仕入先部門コード | (FK2) | |
仕入先担当者名 | |||
仕入先担当者電話番号 | |||
仕入先担当者FAX番号 | |||
仕入先担当者メールアドレス | |||
仕入先締め日 | |||
支払先取引先コード | (FK2) | ||
支払先部門コード | (FK2) | ||
サブタイプ:支払先 | |||
* | 取引先コード | (FK) | |
* | 支払先部門コード | ||
支払先担当者名 | |||
担当者電話番号 | |||
担当者FAX番号 | |||
支払い区分 | |||
支払い月 | |||
支払日 | |||
サブタイプ:顧客 | |||
* | 取引先コード | (FK1) | |
* | 顧客部門コード | (FK2) | |
顧客担当者名 | |||
顧客担当者電話番号 | |||
顧客担当者FAX番号 | |||
顧客担当者メールアドレス | |||
請求先取引先コード | (FK3) | ||
請求先部門コード | (FK4) | ||
サブタイプ:出荷先 | |||
* | 取引先コード | (FK1) | |
* | 出荷先部門コード | (FK2) | |
* | 出荷先担当者名 | ||
出荷先担当者電話番号 | |||
出荷先担当者FAX番号 | |||
出荷先担当者メールアドレス | |||
サブタイプ:請求先 | |||
* | 取引先コード | (FK1) | |
* | 請求先部門コード | (FK2) | |
* | 請求先担当者名 | ||
請求先担当者電話番号 | |||
請求先担当者FAX番号 | |||
請求先担当者メールアドレス |
解説
(注:番号は解答中の番号と対応します。番号が記載されていない解説は、全体に当てはまります)
- 取引先:
ある取引先企業で管理すべき項目をまとめます
今回は、企業ごとに与信限度額が設定されているという想定のもとに「与信限度額」属性を管理することにしました
同じ企業に対して売上も仕入も計上できる場合、顧客からの売掛金とこちらからの買掛金を相殺することができるようになります - 取引先グループ:
いくつかの取引先企業を同じ企業グループとしてグループ化できる場合、複数の取引先に対して1つの取引先グループが対応するようにエンティティを追加します - 取引先の役割(サブタイプ):
顧客、仕入先など、取引先の役割によって、管理すべき項目が異なる場合、それぞれの役割をサブタイプとして管理します
解説トレーナー