ステップバイステップガイド Windows Server 2012のインストールと初期設定(1/4)
本文書では、Windows Server 2012のインストールと初期設定の手順、簡単な操作方法をご紹介しています。
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- 1. Windows Server 2012のインストール
- 2. Windows Server 2012の基本操作
- 3. サーバーマネージャー
- 4. Windows Server 2012の初期設定
●1. Windows Server 2012のインストール
最初に、Windows Server 2012のインストール方法を確認します。
インストールメディアがない場合は、マイクロソフトのWebサイトで提供されている評価版をダウンロードして使用できます。
Windows Server 2012評価版は、以下のWebサイトで提供されています。評価期間は180日間です。
Windows Server 2012評価版のダウンロード(無償)
上記の Web サイトに記載されている最小用件は以下の通りです。
1.4GHz 64 ビットプロセッサ
RAM 512MB 以上
ハードディスクの空き領域 32GB 以上
DVD ドライブ
Super VGA ( 800 x 600 )以上の解像度のモニター
キーボードおよびマウス(または互換性のある他のポインティングデバイス)
(ここでは、アップグレードではなく、新規にWindows Serverをインストールする例を紹介します)
【3】プロダクトキーを入力し、[次へ]をクリックします。
【7】インストール先ドライブを選択し、[次へ]をクリックします(パーティション分割や削除を行う場合は、この画面の[ドライブオプション]をクリックし、非表示にされているメニューを表示します)。
One Point Administratorとは
Windowsでは、既定の管理者として「Administrator」というユーザーが自動的に作成されます。Administratorは、ローカルコンピューターに対するすべての操作権限が割り当てられている、非常に重要なユーザーです。このため、Administratorを削除することはできません。新規インストール完了直後は、Administratorとしてのみサインインできます。なお、Windows Server 2008以降の初期設定では、英大文字、英小文字、数字、記号のうち、3つの種類を混在させたパスワードを指定する必要があるため、本手順ではP@ssw0rd(Pは大文字、@は記号、0は数字)というパスワードを使用しています。
※Windows Server 2012からは、ログオン、ログアウトはサインイン、サインアウトという表現に変更されています。
One Point マイクロソフトのサーバーOS
マイクロソフトのサーバー向けOSには、以下のような歴史があります。
- 1993年 Windows NT 3.1
- 1994年 Windows NT 3.5
- 1995年 Windows NT 3.51(日本語版は1996年)
- 1996年 Windows NT 4.0
- 2000年 Windows 2000
- 2003年 Windows Server 2003
- 2008年 Windows Server 2008
Windows 2000以降は、TCP/IPをはじめとする標準化された技術へのシフトや、Active Directoryなどの大規模なネットワーク環境まで対応できるディレクトリサービスの提供など方向性が大きく転換され、Windows Server 2003/2008に引き継がれています。
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